就職することが安定といえるのか。

「就職をすれば安定できる」
「正社員になれば安定した生活を送ることができる。

一般的にこのように言われることが多いですが、
果たして、本当に就職することで安定するのでしょうか。

そもそも安定とは、
”物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと”という意味があります。

就職すれば、毎月一定額のお金は支給されるし、
指示通りに動くだけだからいきなり変わったこともしないだろうし、
よっぽどのことがないかぎり、激しい変動はなく、落ち着けるかと思います。

しかし、それも健康な状態であることが条件になります。
ずっと健康でいて、会社に継続的通って仕事ができるのであれば
一定額の収入は確保することができるでしょう。

もし万が一、けがや病気で会社に通えなくなった場合、
それか、会社にリストラを宣告された場合、そんなときはどうしますか?

本当の意味での安定した生活を手に入れる

いままでは会社に仕事をもらって給料をもらっていたのに、
支えてもらっていた会社がなくなると、それこそ安定しませんよね。

いつなにが起こるかわからないです。

一生健康で安泰して生活できるとは限りませんし、
就職したからといって、定年までずっと働ける権利があるわけでもないです。

無意識のうち、考えていないところで、常にリスクを抱えています。
会社でしごとがバリバリできるからといっても他で通用するとは限りません。

会社が無くなったら転げ落ちるだけです。

転がらないように最初から支えられているバランスボールに乗っている状況です。
最初からすでに支えられているボールの上に乗るので、
自分自身ではバランスを取って乗りこなす能力は持っていません。

基本的には常に会社がボールを支えてくれているので問題ないですが、
もしリストラにあった場合、この会社の支えが無くなります。

つまり、ボールを乗りこなす能力を持っていないあなたは
100%確実にコケることとなります。

本当の意味での安定というのは、
不安定なものをバランスよく乗りこなす能力を身につけることです。
いざというときに安定を保てなければ意味がありません。

これは、自転車に補助輪がついているのと同じことです。

自転車に乗っているのがあなた、補助輪が会社です。
あなたは最初から補助輪のついた自転車しか乗っていません。

つまり、会社に就職して仕事をし続けるということは、
自転車の補助輪をつけっぱなしで走ることと同じです。

補助輪を付けていつも通り走ってる時に、
いきなり補助輪が外れたら、100%こけますよね。それと同じことです。

個人で稼ぐ能力を身につけること

大事なのは、補助輪なしで走り続けること、
つまり、不安定なものをバランスよく安定させて走る能力を身につけること。

この能力を身につけてさえおけば
いつどんなことがあっても収入が絶えるようなことはありません。

就職して会社に頼らず、個人で資産を管理していくことが
最も安定した方法だと僕は思います。

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